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    石丸靴工房では『日常で快適に履くこと』をコンセプトに靴作りをしているので革底ではなくゴムやEVA素材の底を最後につけることが多いです。

    【コバを仕上げる】
    フィニッシャーを使ってコバ周りを削って整えていきます。

    【完成】
    簡単な仕上げを施して完成です。
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    今回で『ハンドソーンウェルテッド靴ができるまで』は完結です。
    ハンドソーンウェルテッドの靴は修理をしながら何年も大切に履くことができる素晴らしいものだと思っています。これをキッカケに興味を持っていただけたら幸いです。


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      ソール(底)を取り付ける作業に入ります。

      【ボトムフィラー(中物)取り付け】
      インソールと底の間の空間を埋める作業です。状況や作り手の考えや靴のスタイルに合わせて、練りコルクや板コルク、革などを使用します。
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      ↑今回の靴は全面に板コルクを入れています

      【ソール(底)取り付け】
      靴の仕様によって様々なものがありますが、この靴は積み上げで作っていきます。
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      ↑底材を仮止めしてから出し縫いをかけます
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      ↑その後、カカトの積み上げ部接着していきます

      積み上げの場合は、カカト部を作ったりオワンを掘ったりと、いろいろ手間がかかりますが修理の際には前後を別で交換できるというメリットもあります。


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        インソールに補強材(人間の背骨のようなもの)となるシャンクを取り付ける作業です。体重をしっかりと支え、正常な歩行を促すためのパーツです。

        石丸靴工房では金属のシャンクを使っていますが、作り手によって木や革のシャンクを使う場合もあります(入ってないこともある)。
        経年劣化や性能を考えると金属が適しているかもしません(作り手の考え方によります)。

        【シャンク取り付け】
        爪のついたシャンクに接着剤をつけ、しっかりとインソールに固定させます。
        インソールのカーブにシャンクを合わせることが重要です。


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          ラスティング(つり込み)と共に靴作りの見せ場だと言えるのがこのウェルティングという工程です。

          【ウェルティング(ウェルトをかける)】
          インソールとアッパーとウェルトを同時に掬い針で貫通させてそこに糸を通していきます。
          位置や深さ、間隔や力加減などを考えながら均等にウェルトをかけていく必要があります。
          11補強1
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            ウェルティングの準備の続きです。

            【糸を作る】
            まず、松脂に油を混ぜてチャンを作ります。
            そのときの季節や気温によってチャンの仕様を変える必要があります。

            その後、チャンを浸透させるために糸をしごいていきます。
            チャン1
            ↑これが『チャン』です
            ハンド12
            ↑しごくのにもコツがあります
            いとできた1
            ↑チャンがうまく浸透したら薄く色がつきます

            チャンをしっかり浸透させることによって強度が上がり、水にも強くなります。
            糸作りはハンドソーンウェルテッドの靴作りには欠かせない大切な作業です。




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              ウェルティングをするための準備をしていきます。

              【トリミング(さらい)→釘を倒す】
              またまたトリミングです。
              今回はつり込みシロのトリミングです。革をつり込んだ状態のままだとギャザーがゴワゴワしてその後の作業に影響がでるのでその部分をキレイにトリミングしていきます。

              一度革をめくって芯などをキレイにしたら再度つり込んでいきます。
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              ↑トリミングしてからもう一度つり込んだところ
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              ↑釘を倒したらこんな感じ

              見た目だけではなく、底付けをしやすくするための大切な作業です。



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                クロージングが完了したらラスティング(つり込み)です。

                【ラスティング(つり込み)】
                ラスティング(つり込み)とは縫製した革をラスト(靴の木型)に添わせる作業のこと。
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                ラストに上から被せて底面でギャザーを作りながら成型していきます。

                つり込む場所や革の種類、パターンによっていろいろな注意点があります。



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                  前準備が整ったらクロージングに入ります。

                  【トリミング(裏革のさらい)】
                  トリミングにもいろいろな種類がありますが、今回は裏革の余分な革を取り除く作業のこと。
                  表と裏の革を縫い合わせるとき、表面に出るステッチが逸れないように裏はあらかじめ大きめに作っておきます。
                  縫い合わせた後、その大きめに作ってある裏革を取り除く作業がこのトリミングです。


                  【クロージング(縫製)】
                  クロージングとは革を縫製すること。
                  靴専用の工業用ミシンを使って各パーツを縫い合わせていく(手縫いで行うこともある)。
                  平面の革が立体になるように縫製していくのがポイントです。
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                    中底の加工が終わったらアッパーを縫製するための準備をしていきます。

                    【クリッキング(裁断)】
                    使用する革を型紙通りに裁断していく作業です。裏革と表革ではパターンの形状が異なります。

                    【スカイヴィング(漉き)】
                    スカイヴィングとは革を漉くこと。
                    縫い合わせる部分や折込む部分など厚みが邪魔になってくるので革を薄く漉いていきます。
                    その後の作業によって漉き方が異なります。

                    【ビーディング(折込み)】
                    ビーディングとは折込みのこと。
                    革の端を切りっぱなしにしないで折込むことで見た目をキレイにする作業です。

                    準備ができたら縫製に入ります。

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                      ハンドソーンウェルテッドの靴が完成するまでを写真を掲載しながら紹介していきます。

                      【中底のクセ付け】
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                      中底に使う革をラスト底面の形に添わせる作業です。

                      革を水に漬けて柔らかくしておく。
                      その後、釘で底面の形通りに固定して十分に乾燥させる。

                      くぼみなどのカーブはしっかりとラストに添うように注意すること。
                      中底が十分に乾燥し、ラスト底面の形状がしっかりと出たら次の工程に移る。

                      【中底のリブ加工】
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                      ウェルティングをするために中底に『リブ』と呼ばれる溝を形成する作業です。
                      中底の内側に切れ込みを入れて溝を掘っていきます。

                      溝作りは、リブの強度が落ちないように注意すること。



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