当初、手作り靴教室では比較的容易に作ることができる製法で靴を作ってもらい、靴作りに慣れてから少しずつレベルを上げていくつもりでした。
それは『いきなりハンドソーンウェルテッドなんて素人にはできないだろう』とか『作るのが難しすぎると嫌になってしまうのではないか』と考えていたからです。
実際にスタートしてみるとそんな枠組は意味のないものだと気付かされました。
ウチに来てくれている生徒さんを見ていると製法うんぬんではなく、靴作りそのものを楽しんでくれているからです。
簡単に作ることができるか?なんて気にしていないのです。
なので今は靴の製法で段階を踏むことはやめて、石丸靴工房でできることとできないことを最初に説明するようにしています。
その中で難易度や製作期間などもキチンと伝え、希望がなければおすすめのメニューを提案したりもしています。
枠作りではなく、靴を作ること。
僕が皆に伝えたかった『靴作りの楽しさ』を生徒さんから教えられたような気がします。

下北沢の手作り靴教室
石丸靴工房