ウチの工房ではグラインダーの清掃に小さなほうきを使っています。
コシが強すぎるとグラインダー自体を痛めそうなので自然素材のモノをチョイスしています。
つい最近まで100円ショップで手に入れたワラぼうきを使っていたのですが、数回使うと柄が壊れてワラがどんどん抜け落ちて困っていました(仕方なくテープで止めた)。
『抜けたワラがフィルターに詰まるし他にいいのないかなぁ…』と近所の100円ショップを回ってみてもピンとくるものがありません。
仕方なく三茶の西友に行ってみたら、525円と金額は少し高いのですが丁度良いほうきを見つけて買ってきました。最初は『今のより5倍もするなんて高いかなぁ…』と思ったのですが、ジックリ見てみるとその価値はありそうです。

↑上が100円ショップの壊れたほうき。下は最近手に入れた5倍のほうき
素材はおそらく井草で、耐久性もしっかりしており細工も美しい。これなら5倍の金額も納得です。
前の100円ショップのほうきを使っていたら、すぐに壊れてしまうので年間5本では利かなかったかもしれません。何度も買いに行かないといけないですし、壊れることでストレスも感じたでしょうね。
これって靴でも言えるんじゃないでしょうか。
5,000円の安い靴を何足も買うくらいなら、少し高い靴を買って大切に長く履いたほうが足にも財布にも良いかもしれません。良い靴を履いて心も満足するかもしれないし。
高い靴が全てにおいて優れているわけではないのです。ただ、安いだけではいけませんよね。
目的と効果と価格があっていればいいのです。
石丸靴工房は、物作りの根本を考えながら靴を作っていきたいと思います。
☆お問合せ及び見学希望はこちら☆下北沢の手作り靴教室
石丸靴工房
