2011年9月13日、23時頃。
カゲマル(工房の看板猫)が天国へ旅立ってゆきました。
産まれたばかりの子猫を譲り受けてから17年間、ずっと一緒に暮らしてきました。
初めて猫と生活する僕は、すばしっこくピョンピョンと飛び跳ねたり、隠れたりする姿を見て『まるで忍者みたいだなぁ…』と感じ、影丸(カゲマル)という名前をつけました。
飼い主さんからオスだと聞いていたのでその名前にしたのに、半年後病院へ連れて行くと先生からメスだと伝えられました(笑)
ほとんど病気もなく長い間健康に過ごしていたのですが二年前の年末、頭に悪性の腫瘍ができてしまって大きな手術をしました。カゲマルは頑張って乗り越えました。
そして去年の春、腎不全を発病してから丸一年間。週三で病院に通いながら治療をしていました。
今年に入った頃には通院と併せて二日に一回のペースで自宅で点滴治療をしていました。
5月、病院へ通うのを止めました。
先生から『もう良くなる見込みはありません。これからは最後のときを延ばすことを考えていきましょう』と、説明されたからです。
残された時間が短いのなら、点滴や病院へ行くストレスを無くしてあげたかったし、好きな場所で安らかな時間を過ごさせてあげたかったからです。
これが正しかったのかは今でもわかりません。
もし、天国で会えたなら聞いてみたいです。
そのとき僕は言い忘れたことを伝えたいと思います。
『この17年間、一緒に暮らせて本当に幸せだったよ』って。
カゲ、最後までよく頑張ったね。
いつもそばにいてくれて、ありがとう。












生徒の皆さん、今回のことを話せなくてごめんなさい。
あまりにも突然のことで気持ちの整理ができませんでした。話題にすることが辛かったのです。
まだカゲマルの思い出を語る余裕はありませんが、これからもよろしくお願いします。
石丸靴工房は、この秋から初めての一人暮らしをスタートさせます。
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