ハンドソーン製法のウェルトをかけるとき、ブリストルという特殊な針を作って縫っていきます。
作り手によって異なるとは思いますが、僕は師匠に教わった釣り糸を使った方法で行っています。
そのブリストルを作る前に糸をほぐす必要があります。
まずは縒っている糸を一本一本ほどいていきます。そして、その一本一本を千切るようにしてほぐしていきます。

↑下の短い三本が千切ってほぐした糸です

↑全部をほぐしたらこんな感じになります。ファサファサでシュピンッ!です(笑)
この作業を鉄櫛のようなものを使って一気にバサバサとほぐす人もいるようですね。
面倒でも僕は一本一本このようにやっています。
あまり知られていませんが、作り手はこういう部分にもそれぞれこだわりながら靴を作っているんですよ。
靴作りってほんとに面白いですよね!
石丸靴工房は、実際に縫うよりもこうやって準備するほうが好きだったりします。
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