靴を木型のカタチに沿わせる作業を、つり込みといいます。
ちなみに、木型のことをイギリスやアメリカではラストといいます。つり込みはラスティングなので【縫製した革のカタチを木型に沿わせる】ということなんでしょうね。
さて、そのつり込み。
ただ力任せに引っ張れば良いというものではありません。
革(靴)の場所、引く方向、順番、履く人の足、などなど色々なことを考えながら引いて木型に密着させていきます。
つり込みで使用する道具をワニ(ピンサー)というのですが、そのワニが大変良くできています。
力いっぱい握らなくても、テコ(井戸のポンプのような)の要領で上から下に押せば勝手に革をしっかりと摘んでくれます。
なので、見学のときなどに聞かれるのですが、非力な女性でも問題なくキレイにつり込むことができるのです。
↑靴教室のOKさん。腕の力のみではなく、コツを掴んでいるので女性でもキレイにつり込んでいます
もし、力持ちじゃないと上手につり込めないとしたら、筋肉隆々でマッチョな靴職人しかいないことになってしまいますもんね。
僕なんて細腕のモヤシっ子ですからね(笑)
もっと難しいことを言えば求める靴の仕上がりや型紙、木型によって難度は上がってしまうのだけれど、基本的にはこんな感じです。
『力がないから私にできるかなぁ…』と不安な女性がいたら是非靴作りにチャレンジしてみてください。
きっと問題なくつり込めると思いますよ!
↓靴教室について詳しくご紹介しています。ご興味のある方は是非チェックしてみてくださいね!
手作り靴教室について生徒さんの靴作りをご紹介手作り靴教室の風景をご紹介石丸靴工房の手作り靴教室では、女性でもしっかりした靴を作っています。
☆お問合せ及び見学希望はこちら☆下北沢の手作り靴教室
石丸靴工房