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    外羽根靴。
    シンプルかつ、もっともオーソドックスな靴の形。
    この外羽根式の靴が大好きです。

    『外羽根?どういう靴のこと?』

    と、いう方に簡単に説明しますと…。
    甲の部分の上に羽根(紐を調整するハトメの部分)が乗っかっていて、紐をほどくとその分がガバッと全開するタイプの靴のことをいいます。
    羽根が大きく開くので脱ぎ履きがしやすい。そして甲の部分の調整が細かくできるのでより足にフィットさせることができるという特徴があります。
    チバブーツ1

    デザインとしてはフォーマルというよりもカジュアル路線。ただし素材や仕上げ方によってはカチッとしたシチュエーションにもハマってしまう守備範囲の広さを持っています。
    イギリスではギブソンやダービー。アメリカではブラッチャーとも呼ばれています。

    『外羽根に始まり、外羽根に終わる(勝手に作りました、笑)』というくらいこの靴は奥が深く、どんなに作っても飽きない魅力を持っています。

    嗚呼…こんなに熱く語っていたら、また外羽根靴が作りたくなってきたー(笑)

    Love it!!



    下北沢の手作り靴教室
    石丸靴工房




      このブログでは度々『足に合う靴』と書いていますが、実際そういう靴を履いて歩いたらどうなるか?というのを今回は書いてみたいと思います。

      足には身体の約1/4にあたる数の骨があります。つまり骨がこんなに多いということはそれを支え、動かす筋肉も集中しているっていうこと。足に合った靴はこの骨と筋肉の動きを効果的にサポートしてくれるのです。

      人間の歩行を簡単に説明すると、カカトから接地し足の外側をつま先に向けて加重移動して最後に親指方向から蹴り出します。これをローリング運動ともいいます。

      筋肉の動きを効果的にサポートするということは、このローリング運動が最適に行われるっていうことです。そうなってくると具体的にどう歩行が変わるかというと…

      1、足が安定し蹴り出しが強くなる。
      2、蹴り出しが強くなるので歩幅が広がる。
      3、歩幅が広がることで歩行速度が上がる。

      で、初期症状としてたぶん筋肉痛になります(笑)
      ※その人や条件によります。

      これは悪いことではないんです。今まで使ってなかった筋肉が活発に使われてる証拠だと言えます。股関節やふくらはぎ、ヒザ周りの筋肉が張ってくるかもしれません。
      この症状が落ち着く頃には姿勢も良くなって長距離歩いても疲れにくくなってくると思いますよ。

      もちろん個人差がありますし、感じない人もいるでしょう。しかし、そんなことで改善するなら試してみる価値はありますよね!

      グンド・フィッティングはグッド・ウォーキングを生み、グッド・ウォーキングは『ちょっとした快適な生活』に近づけてくれますよ。



      下北沢の手作り靴教室
      石丸靴工房




        古着屋やネットオークションなどでユーズド(中古)の靴を買ったことがありますか?

        ユーズドを手に入れる理由として…
        『履きつぶした感じが格好いい』 『新品は高くて買えない』 『絶版モデルで現行にはない』
        いろいろ理由はあるでしょうね。

        しかし、ユーズドの靴は程度がどうあれ止めたほうがいいでしょう。

        大なり小なり靴はその人の足に馴染みます。中底はその人の足なりに沈み込み、ボールの屈曲する箇所もその人のポイントでつきます。人によっては細いウィズを無理やり履いてたりして変形してる可能性もあります。
        一度、誰かに馴染んで癖のついてしまった靴を快適に履くことはとても難しいこと(ほぼ無理)だと言えます。

        ここはグッと堪えて新しい靴を手に入れましょう!

        真新しい靴を自分色に育てていくことはとっても楽しいことですよ。
        それが靴の醍醐味の一つなのだから。



        下北沢の手作り靴教室
        石丸靴工房




          同じ『靴が好き』でもいろいろなカタチがありますよね。

          ファッションとしての『好き』でもいいし、歴史やウンチク的な『好き』でもいい。
          もちろんブランドや所有欲を満たす『好き』があってもいいと思う。

          僕の場合はやはり『靴作り』が大『好き』です!


          いろんな『好き』のカタチがある靴ってホントに奥が深いですね。

          だから靴はやめられないんだな。




          下北沢の手作り靴教室
          石丸靴工房




            靴作りをしていると友達から「これ修理できる?」とか「この部分なんとかならないかな?」といった質問を受けることがあります。

            そういう言葉を聞くと「それぞれ気に入ってる靴があって、長く履きたいんだなぁ…」と思って嬉しく感じます。

            しかし、残念なことにそういう相談を受ける場合、だいたいが修復不可能だったり大改造が必要な状態になっています。
            もちろんリペア屋さんなら修理できる場合もあるんでしょうけど…。

            で、そうならないためにいくつかポイントがあるので書いてみたいと思います。


            【靴を長く履き続けるコツ】

            ①足に合う靴を選ぶ
            自分の足を知り、その足に合う靴を選択することで健康に長く履くことができる。靴が足に合ってないと変な部分が削れたり変形することもあります。

            ②よい靴を買う
            高級靴という意味ではなく、各ユーザーの日常に適応した靴、見た目やブランドではなく本質として優れた靴、価格と使用目的のバランスがとれているということ。

            ③毎日履かない
            お気に入りの靴があっても毎日履かない。3~4足くらいを決めて週でローテーションして履く。中三日空けられたらベスト。

            ④キチンとケアをする
            過剰に気にする必要はないです。三・四回履いたらブラシでホコリを落とす。そして月一回、または1シーズンに一回はクリームなどを塗ってあげる。
            雨の日に履いたらしっかりと乾燥させてあげる。シュー・ツリーを使うかどうかは靴のテイストによりけりで判断してよいと思います。

            ⑤早め早めの対応
            どこか不具合が見つかった場合は、それが大きくなる前に修理などの対応をすること。

            ⑥正しく履く
            紐靴ならキチンと紐を締めて履く。その靴に適した履き方をすること。


            靴なんかに気を使うのは無駄だから、毎年1万円の靴を買って履きつぶすという考え方もあります。
            でも、足に合った靴を長く履くことは足自体にもいいですし、昨日書いた日記のように見た目も格好いいと思います。

            気に入ってる靴を長く履き続けたい方は参考にしてみてくださいね。




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              靴写真4

              『靴を完成させる方法』と聞いてどう感じますか?
              「そんなの作り上げることに決まってる」「売ってるんだからもう完成してるよ」って思います?

              僕はそうは思いません。

              靴というのは作り上げた段階、売っている段階が完成(ゴール)じゃないんですよね。
              沢山履いて、手入れをして、また履いて、足に馴染んで、どんどん育っていくものなのです。そしてどんどん格好良くなっていくものなのです。

              これは個人的な考え方かもしれませんが、ピカピカで真新しい靴よりも10年くらい履きこんだ靴の方が100倍格好いいですよ(ボロボロという意味じゃなく)。


              だからこそ、足に合ってない靴や見た目だけの靴ではなく、快適に長く履ける靴を選ぶこと(作ること)が大切なんだと感じます。




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              石丸靴工房




                靴の紐をゆるゆるに緩めてスポっと履けるようにしていませんか?

                靴紐は飾りじゃありません。
                足の形にアジャストするという大切な役目を持っています。
                せっかくそういう機能があるのだから使わないともったいないですよね。


                日本はゲタ文化なので脱ぎ履きが面倒かもしれませんが、しっかり結ぶと快適に歩けるので足にも健康にも良いですよ。
                それに男女問わずキレイな姿勢で歩く姿は格好いいものですから。

                個人的には『靴紐を締める』という行為そのものが好きなんですよね。
                のんびり玄関に座ってブーツを履く、そして紐をキュッ!っと締めてゆく。靴が足にフィットしていく感覚が大好きです。

                ここでワンポイントアドバイス。

                【正しい靴紐の結び方】
                ①床もしくは何かに座って靴を履く

                ②靴を履いたらカカトをトントンとする

                ③カカトを立てたまま足先から紐を順に締めていく

                ④ブーツの場合、一番上は少し緩めでもOK

                これで完璧です!


                さぁ、靴紐をしっかり締めてグッドフィッティング&グッドウォーキングを楽しみましょう!



                下北沢の手作り靴教室
                石丸靴工房




                  みなさん『ハラコ』って知ってますか?
                  靴や鞄、財布などに使われる皮革の一種です。

                  靴を作るには革が絶対に必要です。
                  一般的に靴に使われる革は食用として屠殺された牛や豚の皮を副産物として使わせてもらっています。

                  ハラコは『腹子(Un born calf)』と書きます。

                  まだ母親牛の体内にいる胎児をわざわざお腹を裂いて取り出す。そしてその皮を剥がし、なめしたものを腹子というそうです。


                  同じ革でも全然意味が違うものだと感じるのは何故だろう。

                  食用として屠殺することは問題ないのか?自分に都合の良いことだけを正当化していないか?

                  いろいろ考えましたが答えは出ませんでした。ただ靴を作る人間としてハラコという革に違和感を感じてしまうのです。

                  だから僕はハラコを絶対に使わないし周りの人達にもこの自分の感じた違和感を伝えていきたいと考えています。


                  『この革、格好いい!可愛い!』と思う前に少しだけ革について考えてみてもいいかもしれませんね。




                  ※死産や育つことのできなかった子牛を使う。とされることもありますが、本当にその数だけで市場を賄うことができるのかは疑問に残ります。
                  またポニーの皮だということも聞きますが、ポニーは食肉に使われるのでしょうか。そのためだけに殺されるのなら同じような気がします。






                  下北沢の手作り靴教室
                  石丸靴工房




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